ノンフィクション書籍翻訳
WeDoJapanディレクターのトニー・マクニコルは、これまでに3冊の日本語の書籍の英訳を手がけました。
宮崎良文著
『森林浴:心と体を癒す自然セラピー』
宮崎良文著『森林浴:心と体を癒す自然セラピー』の英語版『The Japanese Art of Forest Bathing』(2018年 Aster社) は、2021年に『Shinrin-yoku: Go back to nature with the Japanese way of shinrin-yoku』 (Aster社) として再販されました。
著者の宮崎良文博士は、森林浴の効用ついて30年以上に渡る医学的な研究を行い、血圧の低下やストレスの減少など、健康面での様々な効果を発見しました。森林浴とは、日本では1980年代に発展した概念ですが、海外で知られるようになったのは最近のことです。WeDoJapanによる英訳版を基盤として他にも多くの言語に翻訳されました。トニー・マクニコルが2018年に宮崎良文氏をインタビューした記事はNippon.comのウェブサイトで公開されています。
稲盛和夫著
『心。』
京セラ株式会社およびDDI(第二電電)を設立して代表取締役社長を務めた伝説的な経営者、稲盛和夫氏の回想録です。2010年当時77歳の稲盛氏は、破産寸前だった日本航空の会長に就任しました。そして見事に再建を成し遂げ、2012年に東京証券取引所市場第一部に再上場することができました。稲盛氏は仏教僧でもあり、本書では子ども時代に影響を受けたこと、ビジネス界での類稀な活躍のエピソード、そして人生の哲学と経営について振り返ります。
西村宏堂著
『正々堂々 私が好きな私で生きていいんだ』
西村宏堂は、LGBT+(性的マイノリティー)運動家で、浄土宗僧侶であり、かつてはメイキャップ・アーティストとしてミス・ユニバース大会などに参加していました。ネットフリックスの「クィア・アイ in Japan」シリーズにも出演しています。日本語の題名『正々堂々』という言葉は、英語では「誇りを持って、心から」と訳されます。西村氏は自分を男性とも女性とも定めないノンバイナリーとして日本で育ち、米国でメイキャップ・アーティストとして活躍した後、浄土宗の修行を経て僧侶となりました。誰もが人と違っていていい、みんな本当の自分に誇りを持とうと、パワフルなメッセージを発信しています。
著作権ガイドとサンプル翻訳
著作権ガイド、書籍のサンプルページや目次、日本語の書籍を英語圏の出版社向けに販売促進するための資料などの翻訳だけでなく、英語圏の読者に適しているかどうかの査定も承ります。ぜひお問い合わせください。
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